みんなロックで大人になった~アートロック編 |
イギリスBBC製作のドキュメンタリー番組で、7回にわたって様々なジャンルのロックを紐解く・・・というもののようです。
昨日は第2回目で「アートロック編」。
興味はあるけど、未知の部分だらけの領域なのでなかなか面白かったです。
アートロックってグラムロックと重なる部分もありそうだけど、ピンク・フロイドがある意味メインだったのでやっぱりちょっと違うのだろうか。初期のピンク・フロイドというか、シド・バレットがキーポイントのようで・・・。あとはヴェルベット・アンダーグラウンド。
初期のフロイドは全然聴いたことなかったけど、これぞサイケ!まさにサイケそのものっていう音だったんだなぁ。
ヴェルベッツは・・・うーん、よくわからん。ニコってさすがにキレイな人だったんだなぁ、とか、この後ジャクソン・ブラウンと付き合うことになるのか・・・とか、下世話な感想(とは言わないか)しか出てこない自分がちと悲しい(汗)。(ちなみにジャクソン・ブラウンは一時ニコのバックで演奏していたそうです。もちろんデビュー前です)
あとはデビッド・ボウイとかロキシー・ミュージック、更にはジェネシス!・・・ときたから、ちょっとオドロいた。
ボウイ、ロキシーはわかるけど・・・そうか、ジェネシスもそっち寄り(?)だったのか。
動画(I Know What I Likeのかかし?やらMusical Boxの狐女やらスリッパーマンやら・・・!)やインタビューもチラっとながら流れたし、ピンク・フロイドやボウイより枠は小さかったにせよ、なかなかにオイシイひとときでした。5人中なぜかハケットだけ、インタビューはおろかメンバーの紹介もなし(汗)・・・というのがちょっと悲しかったけど。
「ジェネシス(というか正確にはピーター・ガブリエルだよね)にかかったらボウイの衣装も普段着だね」という誰か(誰だったかなぁ)のコメントが妙にツボでした。
ロキシーのところでフィル・マンザネラがコメントしていたのも嬉しかったな。外見的にはイメージしていたかんじとは随分違ったんだけど・・・(汗)。まぁ、年取ったんだから仕方ないか。
ちなみに初日は「ロック誕生期」で、ブルースに刺激されたローリング・ストーンズやザ・フー、キンクス、アニマルズ、そしてクリームあたりが取り上げられていた。ここまで(?)きて、ビートルズの「ビ」の字もないのが実に不可思議だった。
ブルースがルーツってことになるとビートルズはちょっと違う(?)ってことなのかなぁ。それにしてもブリティッシュロックを語る時、ビートルズの名前がないのって、あまりにも不自然すぎると思います。
今夜第3回は「パンクロック」(今やってます。パンクはニガテだったりするので実は見る気がしません・・・汗)。以下、ヘヴィーメタル、スタジアム・ロック、オルタナティヴ、インディーズ・・・と続きます。
http://www.nhk.or.jp/bs/bs1.html
BSをご覧になれる方は是非。
丁度一年前のFourcast演奏会以来ですね・・・。
この番組、私も毎日録画しておりますですよ。
私はフーもフロイドもラモーンズもサバスもそれぞれ大好きなので中々楽しめそうです。第一回で個人的に「うんうん」と思ったのは、やはりフーが現れた背景の部分ですね。当時のライブの写真なんかを見ると他のバンドが観客に女性が多いのに、もうフーの観客の男比率の高さは別世界のイメージでした。非常に偏見もあるんですが、この「男比率の高さ」ってのが初めて現出したバンドがフーで、同時にロックの始まりだったのかも・・・等と会社から帰って「うんうん」と一人で頷きながら録画を見ておりました。
あ、ついでにフーの宣伝しちゃいますと、シンセのシーケンスや同期を取り入れたテクノの元祖はフーですよ。日本じゃ破壊的イメージだけが伝えられてますけど。アルバム「フーズ・ネクスト」当時のNME誌で同年プログレ部門の1位を獲得しております。もしも未聴でしたらトライすることをお勧めします。
暑苦しく語ってしまいました。すいません。
お久しぶりです!Foucastさんのライヴからもう一年になるのですね。早いものです。今年もよろしくお願いいたします。
>フーの観客の男比率の高さ・・・
私はロックって単純に「基本的には男世界」だと思っているんです。(演奏する側も男性が圧倒的に多いですし)
ただ、ビートルズに限らずストーンズでもキンクスでも、60年代初期から中期の観客って、キャーキャーいう女の子のお客が目立ってますよね。
フーもルックス的にはイケてたと思いますが・・・男性に訴える特別な何かを持っていたのでしょうかね。
>日本じゃ破壊的イメージだけが伝えられてますけど
まさに私もそのイメージしかないんですよ(・・・スイマセン)。
Who's Nextも何年か前に買ったのですが、どうにもピンとこなくて、早々にお蔵入りしてしまいまた(汗)。
引っぱり出してもう一度聴いてみようと思います。