本日の1曲―Carpet Crawlers / Genesis |
「好きなジェネシスナンバーのひとつ」・・・ん?「大好きな」ではないのか・・・!?
ーーうーん、どうだろう。大好きかもしれない。でも他にもっと好きな曲はいくつもあるので、とびっきり好きとは言い難いかもしれない。少なくとも最初はまるっきりピンとこなくて、コレのどこがいいの・・・?と不思議に思っていたものだった。
しかし一度その良さがわかると、それはじわじわと浸透していき、今や何度聴いても飽きることなく、「うんうん、やっぱりコレ、いいよ・・・」などと聴く度にその「浸透」が今なお進行形であることを実感させてくれる。地味な曲にこの「じわじわ浸透」の傾向があるのですが、まぁコレも地味っちゃ地味だからなぁ(笑)。
この曲は1974年のThe Lamb Lies Down On Broadwayに収録されているが、ピーターが抜けてからのSeconds Out(1977年)でも聴けるし、ハケットが抜けて3人になってからのライヴでもそこそこの定番曲だったのではないだろうか。1999年には再録(ただしメンバーが一同に集まってのレコーディングではなく、バラバラに録ったものを合わせたらしいけど)しているし、それになんといっても、この間の再結成ツアーではアンコールのラストがこの曲であった。
人気ももちろん高いのだろうけど、メンバーもきっと気に入っているんだろうなぁ。とても大切にされている曲というかんじがするし、実際大切にされてきたのだろう。
オリジナル(と再録)はもちろんピーターが歌っているが、個人的にはフィル・バージョンのイメージが強い。The Lamb Lies Down On Broadwayという、曲と曲の繋がりが重視されるコンセプトアルバムの中にあって、この曲はヒョイっと抜き取り易い(?)ナンバーだと思うのだが、ホント見事に独立させてくれました・・・!というかんじがする(・・・う~ん、うまく表現できず、言葉足らずだなぁ・・・:汗)。
まぁ、要するにフィル・バージョンが好きなんですわ。もちろんガブ・バージョンも捨てがたいというか、多分同じくらい好きなんですが・・・(笑)
マイクとハモるところが特にぐっときます♪
これが収録されている、「The Lamb Lies Down On Broadway」は、僕にとっては不思議なアルバムで最初はいいと思わなかったのに、聴きこむこどに良さを感じました。 ピンク・フロイドの「The Wall」もそうでした。
あえてバンド名とか曲名は書きませんが、初めて聴いた時に「いいなぁ~」と思う曲やアルバムは、聴くほどに感激が薄れていきます。
(それでも結構良かったりするんですけど、あくまでも最初の感動が薄れるという感じ。)
>聴きこむこどに良さを感じました。
私もそうでした。組モノということもあり、長くて退屈で・・・。もし、一番最初に「The Lamb」に手を出していたら、早々にジェネシスはあきらめてしまって聴くことはなかったかも・・・(笑)。
「The Wall」も2枚組で同じような先入観を持っていました。以前図書館から借りてきて聴きましたが、PCに落とすことなく早々に諦めてしまいましたが・・・(汗)
>初めて聴いた時に「いいなぁ~」と思う曲やアルバムは、聴くほどに感激が薄れていきます。
そういうケースもありますよね。
あの時はどうしてそんなにいいと思ったんだろう・・・?みたいな。
最初はピンと来なくても、少しずつ好きになる方が後々まで自分の中に残るのかもしれませんね。
>後ろでさりげなく聴こえるスティーブ・ハケットの、サステインの効いたギターもイイですね!
そうそう!どこまでも控え目だけどいい味付けになっていますね!
このさりげなさの絶妙なさじ加減がたまりません!