”サー” ジョージ・マーティン |
ビートルズは好きでも、プロデューサーにまではそれほど関心が向かない私。改めてこの有名すぎる、しかし知らないことも多々ある"Sir"の称号を持つプロデューサーの、業績や人柄を垣間見ることによって、改めてやっぱりその称号に相応しい人なんだなぁ、なんてことをしみじみと実感した次第です。
ビートルズのレコーディングでのエピソードなどはまぁ、有名なものが多かったけど、それでもポールやリンゴと当時を懐かしんで雑談する姿(ま、個別にではありますが)はやっぱりいいものだ。ポールとはソロになってからも仕事をしているし、やっぱり4人の中では一番相性が良かったのだろうな。ま、わかるけど。
90年代に入ってからか80年代だか、うろ覚えだけど、どこかの島(太平洋だったか?)の環境がえらく気に入って、そにスタジオを作って活動していた時期があったそうなのだが、後年ハリケーンの被害に遭い、建物、機材諸とも、めちゃめちゃにやられてしまったらしい。その時期に無人だったことは不幸中の幸いといえるのでしょうけど、やっぱりマーティン氏も山あり谷あり、紆余曲折あったのだなぁ・・・なんて思ってみたり。
生い立ちはそれなりに良い育ちだったようで(家に風呂があったというマーティンの言葉にリンゴ曰く「風呂付き?当時の僕からしたら夢のようだ」)今はもちろん、昔の写真を見ても上品で、粗野で暴れん坊(?)な若者たちとは本当に合うの?やっていけるの?ってかんじもするんだけど、これがやっていけちゃったんですね(笑)。しっかりと8年も。しかしLet It Beで「あなたには介入してほしくない」的なことをジョンに言われ、オリジナルのテープが自分ではなくフィル・スペクターの元に渡ってしまったことにはただならぬショックを受けたそう・・・。うん、そりゃそうさね、ショックだろうね。気の毒なマーティンさん・・・。(およよ)
マーティン氏は今年86歳だそう。ってことは女王様と同い年か?どちらもお元気そうでエネルギッシュだ。
リンゴもポールもロイヤルファミリーやマーティン氏的な気品には欠けるけど(まぁそれは仕方ない)、あんなふうなエネルギッシュで元気な80代になってくれたら嬉しいな。