Live Blood / Peter Gabriel |
最近の彼の活動はどんななのかな、そもそも元気なのかしら・・・とにわかに気になったので調べてみました。ここ数年はセルフカバーやら他人のカバー作品なんかを出したり、オーケストラをバックしたライブなんかをやっているらしい。で、最新のアルバムがこのオーケストラをバックにしたLive Bloodです。白状すると、2枚組でボリュームタップリにもかかわらず、¥1,500を切るという価格(もちろん輸入盤ですが)に思わずポチっとしてしまいました(笑)。まぁ、この値段ならハズレでも悔いはない・・・。
で、どうだったのかと言うと、うーん・・・悪くはないです。いい部分も沢山あります。好みの問題かもしれないけど、私的にはやっぱりバンド編成が好きかなぁ・・・と。オーケストラアレンジも2,3曲だったらすーっと入ってきそうだけど、全編にわたってビッシリだと、ちょっと飽きるというかバンドサウンドが恋しくなります。ただバックの音はあくまでもバックなので、ボーカルは前面に出ており、その分堪能できます。私的にはボーカルだけではなく、ピーターの普通に話す声も好きなので、MCにもつい耳を傾けてしまいました。それにしても、この歳でこれだけちゃんと歌えるというのは、やはり凄いことだと思います。声は衰えてないです。
そういえばポール・サイモンの"The Boy In The Bubble"を取り上げているのは興味深かったです。二人ともワールドミュージックをポップスに取り入れた先駆者的なアーチストだけど(PGの方が若干早いか?)二人は親交があるのかな?この二人が共演したら面白そう・・・なんて思ってしまいました。
というわけで、オーケストラの洪水の中にいるとバンドサウンドが恋しくなり、しかも映像もむしょうに欲しくなり、10年ほど前の「Growing Up Tour」のDVDを引っ張り出して食い入るように観てしまいました。10年前でもしっかり太って頭もツルツルではありますが、まぁ、そんなことはどうでも宜しい。やっぱり「動」なPGはたまらん!