マグリット展 |
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2015年 05月 25日
国立新美術館で開催中の「マグリット展」(3/25-6/29)を見てきました。
美術にはとことん疎い私ではありますが、たまにソソられる企画に出会うとウズウズする(?)ものです。 マグリットを最初に知ったのはもう30年位前(?)でしょうか。何かでたまたま見かけたこの絵でした。 その頃エッシャーのだまし絵ににわかに凝っていて、「滝」等のジグソーパズルを組み立てることに喜び(?)を感じていました。この「白紙委任状」もだまし絵の範疇といえますよね。エッシャーの絵(というか版画)は不気味な部分も結構あるのですが、マグリットのこの絵は色遣いも明るめだし、奇抜といえば奇抜ではあるけれど、不気味さはありません。ただ、面白いなー、と。そんな印象でした。 なので単純にマグリットという人はだまし絵で知られている人なのかしら、なんて勝手に思っていたのですが、そんなことはなく(笑)奇妙で気味の悪い作品も多いのですね。 例えばこれとか。 これとか。 挙げるとキリがないのですが不気味系が圧倒的に多かったように思います。 そんな中でやっぱり一番見たかったのはこれ、ですね。ハイ。 ジャクソン・ブラウンの名盤「レイト・フォー・ザ・スカイ」でジャケットの元ネタになった作品ですね。 ただ、あれ?思った感じとちょっと違うかも・・・?って見た瞬間に思ったのですが、この「光の帝国」という作品は同じタイトルで複数枚あるそうです。(そういう複数枚あるというパターンはこの作品のみならず結構多いみたいですね)これは「II」と付いていたので2番目(2枚目?)に書かれたものなのでしょうか。検索すると色々な「光の帝国」が出てくるので、比べてみるのも面白いかもしれません。 作品を通してマグリットという人はやっぱり「変人」だったんだろうなー、と。まずそれを思いました。ただ変人すぎて近寄りがたいとか、あまりに狂気が感じられすぎて拒絶したくなる、とかそういうタイプではないみたいです。思わず目を背けたくなるような作品も何枚かありましたが、その不思議さに見入ってしまう、不思議な魅力のある人、というか作品だと思います。 タイトルの付け方がまた全然フツーじゃないのです。例えばお馴染みの青い空に白い雲という構図。シンプルなその絵に「呪い」なんてつけてしまう。精神状態を疑いたくなります(笑)。モデルとしてたびたび登場した奥様とも円満だったようだし、暮らしぶりもベルギーのごく普通の小市民といったふうの平凡なものだったそうだし、外見もありがちな紳士風だし、どこからそういった奇抜な発想が出てくるのか、不思議です。 そんな不思議に満ち溢れたマグリットの世界、興味のある方は是非。 http://www.nact.jp/exhibition_special/2015/magritte2015/
by aki_hitorigoto
| 2015-05-25 12:39
| 音楽ネタ以外
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