先日実家に帰った際に、そういえばLPの帯がどこかにしまってあるはず・・・と探してみました。まぁ、ここぞと思う場所にちゃんとあったのですが、思いの他保存状態が良かったので、一部を謹んで(?)公開いたします。
CDの一般的なプラケースのものだと、帯というよりむしろカードのような作りだったりするせいか、存在自体あまり気にならないというか、はずして裏側のツメに差し込んでハイ、おしまい・・・というかんじで「帯」として意識することがあまりなかったような気がするのですが、大きなLPともなるとそうもいきません。いつも邪魔だなー、と思ってたいていすぐに外していました。
話は逸れますが、以前中古で買った文庫本に何かのCDの帯が挟まっていたことがあって、あー、こういう使い方もあるんだー、と妙に感心したのを覚えています。最初普通に栞だと思っていたのですが、それほど違和感なく使い心地もよく、またデザイン的にも栞っぽかった(?)ので全然気づかなかったのですね。
で、話を戻すと帯をはずす理由は、日焼けした場合ムラになる、というのもあるかとは思いますが、やはり何といっても一番イヤだったのはジャケットの一部が隠れてしまうことでした。例えば4人メンバーの3人はセーフなのに1人だけ帯に隠れてしまって見えない、というのはよくあるパターンだったと思います。後はアーティスティックなデザインでも全体が見えないというのはやはりストレスが溜まります。こんなもん、邪魔くさいだけじゃん!と毛嫌いしていたわけです。ほどなくして輸入版を好んで買うようになりましたが、値段が安いという要因ももちろんありますが、帯のないサッパリ感を好んだ、ということも大きかったように思います。そのわりにはこうして引っ剥がした帯を捨てることなく大切に(?)保管しておくというのも何を考えていたんでしょうかね。何十年か後にこうして帯を懐かしむ日が来ることを10代の自分は予想していたのでしょうか(笑)
ビートルズのものはやはり一番懐かしいです。今にして思うと結構幅が太いですね。一番最初に買ったのが26番の日本オリジナル編集の「ビートルズ!」(モノ)でした。こうしてみると「マジカル」や「ヘイ・ジュード」なども含めて、アメリカ編集って一切買ってなかったんですね。アメリカ編集と思い込んでいた「ロックン・ロール・ミュージック」はイギリス編集でした。ステレオなのに2千円の「レアリティーズ」も何気に嬉しかったり(笑)
ビートルズソロ方面。あんまりありませんね。東芝EMIの赤帯はやっぱり目立つなぁ。
他全般ってかんじですけど、全体的に幅細というかんじですか。来日記念盤(ポリス)なんていうのは行った人には記念になりますね(私は行ってないけど)。変り種(?)としては「明日なき暴走」(B. スプリングスティーン)の横バージョンか?これ、帯というよりも上に被せるタイプで、素材も厚紙っぽくてCDの帯に近いものがあるかも。まぁ、ジャケのデザインを考えるとこれは上に被せるのが正解っちゃ正解なのかもしれないけど、LPレコードの帯はペラ紙の縦書きがやっぱりそれらしくて(?)いいかんじです。
〔結論〕東芝の赤がまぶしすぎ(笑)