隠れた名曲 (その5) |
今回はジェネシス、いっちゃいます。
Mad Mad Moon (「A Trick Of The Tail 」より)
もっとさりげない小品でグッとくる曲もいくつもあるのですが、幻想的な格調高い曲をチョイスしてみました。
最初は全然ピンとこなかったのだけど、これがもう噛み締めるほどになんとやらで、楽曲の良さはもちろんだけど、アレンジの良さもあるのだろう。特筆すべきはなんといってもトニー・バンクスのピアノ。特に雰囲気タップリの中間部のソロは美しすぎ。こういうピアノの音色に弱いんですわ、私。
作詞作曲もバンクス。ジェネシスの楽曲は殆どがGenesisとして(つまりメンバー全員の合作として)クレジットされているのだが、ピーターが抜けた今作以降は個々にグレジットされるようになってきたようだ。で、この曲に限らず、おおっ、いいじゃん・・・!と、ビピーンと惹かれる曲はなぜかバンクスの作品が多いように思う。
ジェネシス・サウンドの要、トニー・バンクス。やっぱ凄いよ、この人。