Far East Man/Ronnie Wood |
近所のブック○フへはたまにフラフラと行くのだが、チェックするのはいつもCDばかりで、数少ないミュージックDVDの、しかも数えるほどしかない洋楽のコーナーなど、どーせろくなもんないだろう・・・と今までは目もくれなかったのだが、たまには見てみっか・・・と何気にチェックしたら、FAR EAST MANという文字がいきなり飛び込んできたのであった。そして、もうちょっと大きな字ヅラでRONNIE WOOD・・・と。
おー、そっか、そっか。ロン・ウッド(ロニー・ウッドよりもこっちの方が言い慣れているかんじがしますが、ロニーという呼び方の方がメジャーなのでしょうか?)のライヴ映像なのね。タイトルがこうなってるってことはもちろんこの曲も演奏しているのでしょうよねぇ・・・とセットリストを見ると、もちろん演っている。コレっていつのライヴなの・・・?と日付を捜すと、Dec. 11th, 2001・・・となっている。ってことはジョージが逝ってしまったあの日から10日ちょいの頃のライヴ映像なのね・・・。
こんなところで"Far East Man"という文字を見てしまった、ってことになにか運命的な出会い(?)を感じてしまって、どうしても棚に戻すことができずに買ってしまった。まぁ、これなら買いかな、という金額だったし。
ストーンズは好きだけど、個々のメンバーへの関心といったものは特にはなく、もちろんロニー版"Far East Man"はいつかは聴いてみたい、とは思っていたが、まさかいきなりDVDを買ってしまうことになろうとは、思ってもいなかった。
で、感想ですが当たり前といえば、実に当たり前のことだけど、あー、これがロン・ウッド(フルで表記する際には”ロン”と言いたくなります。ファーストネームだけだと”ロニー”の方が言いやすいかも・・・ってさっきから表記のことにこだわりすぎ?)のソロなのね・・・ということ。
ストーンズとは全然違います、当たり前ですが。
まず、ライヴの雰囲気が気さくというか飾らないというか、アットホームというか。結構会場は大きそうなのに(後ろには大型スクリーンが控えてるし)、オーディエンスとの距離が近く感じられる。バンドのメンバーに息子さん(ギター、コーラス)と娘さん(コーラス)がいる、ということもアットホームな雰囲気をかもし出している要因のひとつだろう。息子さんは、アメリカの青春学園ドラマにでも出てきそうな、甘いマスクの好青年。娘さんはモデルとしても活躍しているそうで、こちらも学園ドラマの主役タイプ。あと、元ガンズ・アンド・ローゼズのスラッシュとアンドレア・コアーズというアイルランドの女性シンガーがゲストミュージシャンとして参加している。
"Far East Man"のところではもちろん、ジョージへの哀悼の意を述べていた。ロニーとアンドレアさんのボーカルがなかなかに染みる。そうそう、"Jealous Guy"もやっていて、しわがれたラフなロニーのボーカルも結構この曲にマッチしているかも。
とにかく、見ていて気持ちのいい、雰囲気の良いライヴである。この人の人柄の良さもこの雰囲気に大きく貢献しているように思う。
残念なのは日本盤だというのに、バックステージ映像に字幕がついていないこと。解説によると当初は付くはずだったそうなのだが・・・うーん、残念。
Player誌はハイ、ジョージ目当てでした。私は立読み派で音楽雑誌も滅多に買いません(笑)
自分としては肌に合うのは、アメリカンロックかなぁ・・・と思うことの方が多いんですが、ブリティッシュもしっかり好きです。60~70年代はロックの宝庫ですからねぇ。米英問わず、色々聴いていきたいと思ってます。
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George Harrison&Ron Wood作の名曲ですね。
私もこの曲は大好きです。
10月14日にNHKのBS2で放映された
「黄金の洋楽ライブ~ロッド・スチュワート&ザ・フェイセズ」はご覧になりましたか?
フェイセズは私の中・高校時代にリアルタイムで聴いて、
大好きなバンドの一つだったのですが、あの時代の
フェイセズのライブステージの映像を観たのは初めてで、
若き時代のロッドとロニーを生で観てとても感激しました。
ロン・ウッドは75年にミック・テイラーの後釜の
ギタリストとして、ストーンズに加入する訳ですが、
貴公子然としてストーンズのある意味毒のある他のメンバーに
最後まで溶け込めなかったミック・テイラーと違って、
喜んで受け入れられたロン・ウッドはギターテクニックだけでなく、
その親しみやすい人柄を好まれたということも大きかったみたいですね。
Far East Man、味わい深い名曲ですよね。
BS2のロッド・スチュワート&フェイセズ、私も観ました。
ロッドもロニーもめちゃくちゃ若かったですよね。
フェイセズはちゃんと聴いたことがないので、いつかアルバムで聴いてみたいと思っています。
>喜んで受け入れられたロン・ウッドはギターテクニックだけでなく、
その親しみやすい人柄を好まれたということも大きかったみたいですね。
同感です。
このDVDでもそんな親しみやすさがにじみ出ていたように思いました。