スティーヴ・ハケット東京公演 |
私が行ったのは11/26日の1回目公演(16:00開演)。
STB139へは初めて行った。ライヴハウスというよりはライヴレストランと言う方が正しいのだろうか。内装もなかなかシック。
席はネットの先行予約で気合を入れた甲斐あってか、中央一番前のテーブルの2列目をゲット。これはかなり近いぞ♪
定刻ピッタリに後ろのカーテンからすーっと人が現れた。スタスタと中央に向かってやってくる。パッと見わからなかったんだけど、彼こそスティーヴ・ハケットご本人。てっきりスタッフの人が機材の調整か何かで出てきたのかと思ってしまった・・・(笑)
服装は黒のTシャツに白のコットンパンツ、黒のスニーカーというラフなスタイル。髪型はもっと短いのかな、と思っていたのだが、10年前のLive In Japanの映像と同じくらいの長さ。ただ、体型は・・・ちょっと腹まわりがタルみつつあるかな・・・と(笑)。あと案外色白なんだなぁ・・・ということがちょっと意外だった。映像で見てもあまりそういう印象はなかったので。
アコースティック・ショーへヨウコソ・・・と片言の日本語を交えながらステージは始まった。私のところから中央のハケットまで4,5メートルといったところか。こんなに近くで見れるなんて、夢みたい♪
前半はハケットの一人舞台。完璧なるクラシックギターワールドである。知っている曲も殆どなかったけど、心地よいギターの音色に聴き入っていると、なんだか自分がすごく贅沢な時間の中にいるような気分になってくる。うん、実際贅沢すぎる時間だったと思う。
ソロのラストはジェネシスのHorizons。これは絶対やってくれるだろうと思っていたので嬉しかった。もう何回、何十回とリピートしても飽きることなんて絶対あり得ない、アコースティックなハケットの代表曲だろう。短い曲なのですぐに終わってしまうのがとっても残念・・・。
その後でジョン・ハケット(flu)とロジャー・キング(key)の登場。ジョンはスティーヴの弟でソロ初期の頃から一緒にやっているし、ロジャーは最新アルバムの製作にも協力している、ここ数年のスティーヴの良きパートナー。
クラシックのソロも悪くないけど、やっぱりトリオとなるとサウンドに厚みが出てくる。ここからはソロアルバムはもちろん、ジェネシスからの楽曲も織り交ぜながらの演奏。
嬉しかったのは、Supper's Readyの一部をちょこっとだけでもやってくれたこと。あのフルートのパートだけだったけど、うわぁー、まさにあのSupper's Readyだよ・・・!と胸が一杯になる。あとはAfter The Ordeal、これも嬉しかったなぁ。あとHairless HeartとFirth Of Fifthのフルートの旋律をちょこっと。そうそう、指慣らし的にCuckoo Cocoonのイントロもやってくれた。
今回の3人ジェネシスの再結成で、昔の楽曲がどれくらい蘇ることになるのかは、非常に興味のあるところだけど、そういえばハケットさんという人は、昔から自分のライヴでジェネシスの曲をさりげなく組み入れているんだよね。脱退しちゃったくらいだからいい思い出ばかりではなかっただろう。嫌な思いだってそれなりにしてきたはず。だけど、ジェネシス楽曲への愛情は人一倍強かったのかもしれないな・・・などと思ったりして。
ソロからはJacuzzi(これがトリオでの一曲目だったと思った)、Walking Away From The Rainbow、Kim、Ace Of Wands・・・もちろんもっといっぱいあるんだけど、曲名と曲とが一致してなくて何だったっけ?と思い出せない曲も多数(笑)。
1stアルバムに入っているAce Of Wandsはハケットのバリバリのギターが堪能できる人気の高いナンバー。今回はハケットのギターの旋律をフルートのジョンが吹きまくる。いやぁ、なかなか斬新で良かったです。で、このAce Of Wandsがラストナンバー。アンコールに応えてやってくれた曲は・・・えーっと何だったかしら(笑)。よく覚えてなくて、っていうか初めて聴く曲だったかも。
そのようにして1時間半のステージはあっという間に終わってしまった。
ハケットは始終にこやかでとってもリラックスした様子だった。ジョン、ロジャーとのコンビネーションもさすが。
曲が終わってふと表情が緩む時、今にも目と目が合ってしまいそうで、なかなかにスリリングな体験であった。私の前の席の人はきっと何度も目が合っていたんじゃないかと思う。
もちろん”魔法の指先”もじっくり堪能させていただいた。ここに集った人たちは皆あの指先に魅了されちゃってるんだよなぁ・・・と思うと、何だか胸が一杯になった。
考えてみたらジェネシスという70年代を代表するプログレバンドにいたスーパーギタリストにあんなに間近でお目にかかれたのである。夢みたい。
次回はやっぱりフルバンドで見てみたい。アコースティック編成での来日は今回で2回目だそうだけど、フルバンドでは10年前のwithフレンズ(ジョン・ウエットン、イアン・マクドナルド、チェスター・トンプソン、ジュリアン・コルベック)以来実現していないそうだ。
あ、5人ジェネシスでの来日でももちろん大歓迎です。意地でも行きます!
I'm really looking forward to see you again, Steve!
感動がびしばし伝わってきましたよ~。
Horizons、生で聴けてよかったですね~。うらやましい!
(Genesisのハケットさんしか知らない私ですが)
Horizons、めちゃ良かったですよ~。やっぱ生はいいです。
ピーガブさん、気が変わってジェネシスの再結成に加わってくれないかしらん・・・。そうしたらハケットも入ってくれるんじゃないだろうか、と妄想しては勝手に盛り上がってます(笑)
>発売開始と共にネットの前で待ち構えっていう感じですか?
全然そんなことなかったですよ。発売日の午前中には入れましたけど。なにしろハコが小さいですし(250前後ぐらい?)知名度もそれほど高くない人(日本ではですが)ですから、それほどあくせくしなくても取れたと思います。
ドゥービーズはまさかこういうところではやらないでしょうから、うーん、やっぱり待ち構えて電話かけまくり・・・でしょうかね。
私は武道館やドームではいい席で観れた試しがありません。今回は距離的にも最高すぎました。
ハケットに関してはまだまだ初心者なんですが、今回の来日でますます好きになってしまいました♪
すいません、トラバですが設定がオフになっていました。
先程オンに切り替えましたのでよろしくお願いいたします。