Songs From The Big Chair / Tears For Fears |
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2024年 03月 18日
そういえばコレ、買った当初は良く聴いていたよね(最近はめっきり聴いてなかったけど)、という実にありがちな(笑)第何弾目かはもはや謎の不定期シリーズ(?)です。1985年リリースの「Songs From The Big Chair」、懐かしいぞ。
そもそものきっかけは、ネットで見かけたとあるバンドのインタビュー記事で、そこで次に出るアルバムは80年代のブリティッシュサウンドの影響を受けており、例えばAとかBとか…といくつかバンド名を挙げていて、その中にTears For Fearsが入っていたのだ。その名前がなぜか引っかかった。そういえば持っていたよなー、ティアーズ・フォー・フィアーズ(しかもコレとその次作の「The Seeds Of Love」の2枚)。リアルタイムで結構聴いていたのだ。なぜ30何年(!)も忘却の彼方に追いやられていたのだろう。 というわけでおそらく30数年ぶりに聴いてみた。そしたら、 あれ?こんなに良かったっけか?という位良かった。次作の「The Seeds Of Love」(1989年)も聴いたのだけど、ダントツでこっちが良かった。1985年というと、自分的には全米ヒットチャートなどもだんだんと追わなくなってきて、リアルタイムの音楽に疎くなり始めた頃だろうか。それでもシングルヒットしていた"Shout"や"Everybody Wants To Rule The World", "Head Over Heels"がラジオでしょっちゅうかかっていたことも覚えてるし、アルバムを買った位だからやっぱり良いよねー、とそこそこ心酔していたのだろう。 曲毎の軽めの感想なんぞをーー Songs From The Big Chair / Tears For Fears 1. Shout 全米No.1ヒットですね。ハイ、よく覚えてます。(全英は4位)やっぱりこの♪shout, shout~♪という繰り返しが脳内に強烈に残って(好むと好まざるにかかわらず)再生されてしまう、というパターンの曲ではないでしょうか。強烈でした。 2. The Working Hour リズムもどっしりと重くて壮大な広がりを感じる音作りです。ちなみにいい味わいのsaxophoneを吹いてるのはMel Collinsだそうです。(ちょっとビックリ) 3. Everybody Wants To Rule The World 全英2位、全米1位のヒット。陽気なイントロからして思わず和んでしまいます。個人的には"Shout"よりも数段好き。多分これで彼らを知ったのではないかなー、という位大きな出会いだったような気がします。(とか言ってるわりには30何年もキレイに忘れてしまっている、というしょうもなさ:汗) 4. Mothers Talk コレもめちゃカッコイイなぁ。シングルカットされ全英14位全米27位だそうです。覚えてないけど、もしかして最初に切られたのはこの曲だったのでしょうか。ちょっとほのぼのな前曲からのキレッキレなヘヴィーモードとの対比がたまりません。 5. I Believe ここからB面。一転してピアノでしっとりと聴かせるゆったりとした曲調に戻ります。シンプルながらも(シンプルがゆえに?)ボーカルに集中したくなる曲です。 6. Broken そして再びキレキレのリズムを堪能できる曲です。ベースとドラムの絡みがとにかくカッコよろし。 7. Head Over Heels / Broken 全英12位、全米3位のシングルヒット。自分的にはシングルカットされた中では一番好きかも。今回聴いていて一番懐かしくグッときたのがこの曲でした。当時から刺さりまくっていた証拠でしょうね。(忘れてたけど:汗)"Broken"のライブバージョンのラストに繋げての終わり方、という演出がまたたまりません。 8. Listen そしてとろけるようなシンセとギターとボーカルが絡み合いながらのラストです。良いです。(さっきからそればっかりなんだが、語彙力がなくて申し訳ないです) ↓ 一番有名かと思われるこの曲を貼っておきます それから、今回の音源はレコードで聴きました。レコードで持っている作品はもちろんみなリアルタイムで当時買ったもので、気に入っているものはたいていCDで買い直すことが多かったのですが、そういった救済(?)をされることなく、コレはまさに忘れ去られていた一枚でした。最近はCDですらあまり聴かずについつい手軽な配信で(要するにスマホで)音楽を聴くことが殆どなのですが、たまには手間をかけてレコードを聴くのもいいものです。曲調や声の柔らかさ、質なんかも関係してくるのかもしれないけど、レコードならではのぬくもりのようなものが感じられ、あ、やっぱりレコードっていいな、捨てがたいよな(古いレコードでも手放せません!)と今更ながらに思ってしまいました。45分弱という時間もまた良い。作品にもよるけど、集中して聴くには丁度いい長さなのかな、と感じました。(あと、レア音源だの別ミックスだののボーナストラック的なものが付いてないのも、スッキリしていてよろしい) #
by aki_hitorigoto
| 2024-03-18 16:54
| ブリティッシュ・ロック
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2024年 02月 11日
すごく好きかというとそうでもないんだけど、たまに聴くと妙にしっくりくる、和めるのよね…となる作品ってそこそこありますよね。 自分的にはFleetwood Macの1972年リリース「Bare Trees」(邦題:「枯木」)はそんな一枚かもしれません。飾り気のないシンプルそのもののジャケも素敵です。(wikiによると、このジャケットの写真はジョン・マクヴィーが手掛けたそうです)1972年といえば「中期のフリートウッドマック」ということになるのでしょうか。ブルース色の強い初期とバッキンガム&ニックスの加わったいわゆる一番メジャーな全盛期の間に挟まれた、なんとなく中途半端な地味な活動期と一般的には捉えられているのかもしれません。 ただ実はこの時期を好むファンも実は意外と多いのかな、という気もしています。自分に関して言えばファンを名乗るほど知識もないし、この時期のメンバーが誰なのかも正確には把握しておらず調べてみて初めて、ああ、そうなのね…みたいなかんじだったので(メンバーチェンジも割と頻繁)中期のマックがなんたって好きです!なんて言えないけど、結構いいよね、くらいだったら公言したい気分です。(もちろん公言する必要なんてないんだけど) リンジーとスティーヴィーが加入してからのいわゆる黄金期のマックというのは「華」があるなぁ、と感じる。スティーヴィーがヴィジュアル的にも煌びやかで妖艶で美しい、という印象が強かったせいもあるとは思うけれど、たとえ地味目な曲であったとしても全体のイメージとしていつ何時でも「華」があった…黄金期の彼らにはそんな印象がついて回ってしまうのだが、こちらのカーワン、ウェルチ、クリスティーン体制は、どこまでも地味とまでは言わないけど、やっぱり「華」はない。でもだからだろうか。噛めば噛む程に的な、スルメのような味わいがあるし、それ故ちょっと愛おしい。気に入っている曲は01. Child Of Mine(爽快さと適度な重さのバランスが良い)、03. Homeward Bound(あー、クリスティーンらしいなと思える)、06. Sentimental Lady(優しい気持ちになれる)ボブ・ウェルチの出世作ではないでしょうか。彼のソロにも収録されていますね。09. Dustも良いな。ラストの10はスキャロット夫人という方による詩の朗読、というちょっと変わった終わり方をしています。ラストを除く9曲中5曲がカーワン、ウェルチとクリスティーンが2曲づつを書いているようです。 リンジーとスティーヴィーが入ってからもそうですが、このバンドはソングライターの層の厚さというのが一貫していて、度重なるメンバーチェンジに怯むことなく、よくちゃんと続いたものだなぁ、と改めて感服してしまいます。いや、もちろんイヤというほどのトラブルや逆境を経験してきたのでしょうけど、それらを乗り越えて第一線で活躍してこれたのだからたいしたものです。 ↓ 作品中一番メジャーと思われるコレを Bare Trees / Fleetwood Mac Danny Kirwan - guitar, vocals Bob Welch - guitar, vocals Christine McVie - keyboards, vocals John McVie - bass guitar Mick Fleetwood - drums, percussion 01. Child Of Mine 02. The Ghost 03. Homeward Bound 04. Sunny Side Of Heaven 05. Bare Trees 06. Sentimental Lady 07. Danny's Chant 08. Spare Me A Little Of Your Love 09. Dust 10. Thoughts On A Grey Day それと記事をカテゴライズするにあたり、フリートウッドマックっていつもちょっと迷ってしまうのですが、基本的に英米混合のバンドだけど、パッとした印象でアメリカン・ロックのカテゴリーに入れていたのですが、この頃はやっぱりグッとブリティッシュ寄りな印象なのでブリティッシュ・ロックに入れておきます。あ、でもボブ・ウェルチってアメリカ人だっけ(汗)
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by aki_hitorigoto
| 2024-02-11 16:41
| ブリティッシュ・ロック
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2023年 12月 23日
個人的に前作は結構気に入ってよく聴いていたので、新作のリリースは待ち遠しかった。あまり情報も入ってこないし、ピーター・ガブリエルってどうしているのかしら、と気にはなっていた。昨年だか一昨年だか、ジェネシスのラストツアーの最終日に観に来ていて、楽屋を訪れた写真(フィル・コリンズとの2ショット)がSNSにアップされているのを見た時は、おおー、元気そうで良かったぁー、と嬉しく思ったものだ。同時に新作の予定はないのかしら、とやっぱり期待したい気持ちもあった。そしたら今年に入ってから新作リリースの発表があり、よっしゃ!となったのだが、先行配信でシングルリリースの後、アルバム全体のリリースまでえらく時間がかかり、正直このアルバムのことを忘れそうになっていた。先行配信でもチラっと聴いてはいたけど、全体をじっくりと聴くのはちょっと気が引き締まる。このジャケットのイメージも暗い、というかちょっとコワイというか(まぁこの人らしいのだけど)つい構えてしまうところはあるかな、と。 で聴いてみた感想は「いいじゃん!」です。期待を裏切らない良さでした。待たされた甲斐があったというものです。路線としては前作を踏襲しているかんじで、前作とかその前の「US」が好きだったら気に入るのではないでしょうか。あくまでも音だけで歌詞とかは全然追えていないけど、きっと深いことを歌っている曲が多いのでしょう。朗々と歌い上げるバラード調あり、今風なポップ調あり、どの曲を取っても「らしさ」が全開しているのが嬉しい。楽曲といい歌唱といい、文句のつけようがない。(文句をつける気などもちろんありませんが)聴けば聴いた分だけ好きになれそうな、そんな予感がしています。 路線としては前作を踏襲している、と書いたばかりだけど、それもそのはずでwikiで調べてみたらこの「i/o」プロジェクトというのは「UP」の頃、というかそれ以前から30年近くに渡って進められていたものであるらしい。え?それって凄くないですか?ちょっと気が遠くなりそうです。前作「UP」と並行してのプロジェクトだったということで、似た感触なのも頷けます。きっとすごくストイックな人なんだろうな、とか常人には想像もつかないようなクリエイティブさを持ち合わせているんだろうな(まぁアーチストと呼ばれる人は押し並べてそうなのでしょうけれど)、とか考えてしまいました。ピーター・ガブリエルの楽曲の好きなところは、一見近寄り難そうかな?と思わせておきながら、ちゃんとポップで分かりやすいというところ。そして深いところ。あと、個人的には聴いていてスーッと音に入り込めるところも良い。 今回、二通りのミックス(Bright-Side MixとDark-Side Mix)が施されており、それでひとつの作品という体であるということなのだけど(CDだと2枚組)これってどうなのでしょう。違いがわかりやすければ良いのですが、困ったことにどこが違うかよくわからない私(汗)。リスナーは試されているのでしょうか(笑)。ここの音の出方がこう違うんだよ、とかここの部分のボリュームが…とか、何度も何度も繰り返し聴けば、わかるようになるのでしょうか。自分にはそんな日は遠そうです。というか永遠に来ないかも(笑) まぁ作品的に素晴らしかったので、ミックスのことはいいです。しつこく聴きたい、追及したい、と思える作品に出会えるとやっぱり嬉しいな。 #
by aki_hitorigoto
| 2023-12-23 16:10
| ブリティッシュ・ロック
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2023年 12月 06日
ライブの告知から約半年、指折り数えて待っていたNGHFBが遂にがやって来ました。初ノエルです。 コロナが始まった頃、たまたまオアシスにハマり出し、そのまま真っ直ぐにノエルへと突き進み(笑)今に至ります。ライブ動画を見ては、自分もライブ会場に行きたい、同じ空気を吸いたい、一部になりたい…とコロナ禍の中で地団太を踏んでいました。端的に言えば「自分も"Don't Look Back In Anger"を現場で大合唱したいんじゃ!」ーーコレに尽きます。そんな夢が叶う日が来たのです。これはもう大事件というか、間違いなく自分にとっての今年最大のメインイベントといっていいでしょう。気合を入れて2公演分取りました。 12/1(Day 1) 会場の東京ガーデンシアターは名前はよく聞きますが、行くのは初めて。外も中も広くてキレイ。8,000人収容と知り、あ、そんなに大きいハコなのか、とビックリ(4-5千位のキャパかと勝手に思っていた)。物販の列に並び、ツアーTとミニトートを購入。隣接している商業施設で時間を潰した後、いよいよ場内へ。くじ運が良かったことなんてこれまで皆無だったのだが、今回は2日間とも良席に恵まれアリーナ中央の前方がゲットできた。近いではないか!震える。定刻から10分程遅れていよいよ始まった。 ノエルだ!本物のノエルがいる!夢か幻か。大丈夫、現実です。 そして演奏が始まった。のっけからの5曲は最新作「Council Skies」から。事前に綿密な予習はしていかなかったけど、だいたい予想どおりの選曲だった。最初にシングルになったPretty Boyはオープニングに相応しい曲。次のタイトルチューンで少しだけ感傷的になり、3曲目のOpen The Door, See What You Findでポジティブに行こうぜ!と励まされる。アレンジはアルバムをそのまま再現しており、曲に合わせた背後のスクリーン映像の演出も効果的だ。 中盤は新作以外のソロから。このゾーンから何をやってくれるのか、一番興味深かったかもしれない。You Know We Can't Go BackやIn The Heat Of The Momentあたり、おお、そう来たか!というかんじ。大好きなDead In The Waterも胸にしみた。 終盤はオアシスナンバー。これもほぼわかってはいたけど、Going Nowhereだけは意外な選曲で嬉しかった。こういったBサイドのノエルの(オアシスの)魅力というのはもうちょっと広まってほしい気もするし、内輪(?)の中だけでヌクヌクと温めていたいタイプの曲なのかもしれないな、なんて思ってみたりもする。水戸黄門的なイントロで有名な(笑)The Importance Of Being Idleはノエルのお気に入りの曲らしく、たいてい入っているみたい。ゲムのギターソロがかっこいい!そして怒涛の終盤。一緒に歌える喜びをかみしめてのThe Masterplan、大好きすぎるHalf The World Away(白状するとコロナ渦中、この曲を聴きながらノエルはとんでもなく遠い所にいるんだなぁ、とふと涙ぐんでしまったこともある)そしてこれまた動画を繰り返し見てこの空間にいたい!と切に願った、大好きなLittle By Little。もうこのまま墓場に直行しても悔いはないぞ。いや、待て待て。これからアンコールで例の「アレ」が待ってるじゃないか。 アンコールの1曲目はノエルが敬愛するボブ・ディランのカバー、軽快なリズムが心地よいThe Mighty Quinn。その次がLive Forever。オアシスのオリジナルは曲の良さに加えて、リアムのボーカルの存在感が際立っていたけど、ノエルのアコギバージョンはどこまでも優しく、しみじみとしていて、これはこれでとんでもなく素敵。目を閉じて聴き入りたい名曲だ(姿が見たいのでもちろん閉じませんでしたが)。そして次はラストの「アレ」です。問答無用のDon't Look Back In Angerのイントロが来ただけでグッとなります。ライブでドンルクの大合唱に加わる、という夢が遂に叶い、感無量でした。 あー、終わってしまったー、と少し呆然としていたらマンC(サッカーのクラブチーム、マンチェスターシティ。ノエルはこの地元チームの熱狂的なサポーターで有名)のユニフォーム着用の隣席だったお姉さんから声をかけられた。めちゃ良かったですよねぇー、カッコ良かったですねぇー!とお互い興奮気味に二言三言。とびきりの笑顔で見知らぬ人とそんな会話ができる空間って有難いな。 12/2(Day 2) 気分的にも少しだけ余裕ができたかもしれない。前日は友人とだったけど、この日は息子と参加。会場へもわりと開場時間ギリギリ(でもないか)に着き、私は物販はスルーして外でボーっとしていた。Tシャツを手に物販の列から戻った息子によるとTシャツ以外は売り切れとのこと。前日より良い席ってどんだけ良いんだろう、と疑心暗鬼に席を探したら、とんでもなく良かったので、せっかく落ち着きと余裕を少しだけ取り戻していた(つもりだった)のにまたドキドキしてきた。目が合ったらどーする?(いや、さすがにそこまでの席ではない) セトリは前日と同じ。さすがに少し落ち着いて、じっくりと見ることができた。当たり前のようにオープニングから(というより出てくる前から)みんな立ち上がるので、長身の人が前にいると当然見えにくい。自分の席が丁度それで、隙間をかいくぐる必要があり、見かねたのか息子が席を替わってくれた。そしたらすーっと視界が開け、よく見えるではないか! 印象として前日よりも観客がおとなしめかな?というかんじがした。派手に声をあげる人もあまりいないようだったし。初日の方が興奮している人が多かった(?)のかも。それとちょっとしたワンシーンなんだけど、クールなゲムが「ゲムぅー♪」という観客の呼びかけに、一瞬ほんの微かに微笑んだ(めちゃ良い表情で)のを私は見逃さなかったぞ(笑)。ゲムもかっこ良かったな。あとそこそこの頻度(?)でスティックをクルクルと空中で回転させるというテクを何気に披露してくれるクリス。スイマセン、前日は気づきませんでした。派手なドラミングではないけどカッコイイ! ここ何年かはギターは殆どコードを弾く位、と自分でも言っていたノエルだけど、ラストのDon't Look Back In Angerの例のソロはノエルが弾く。そのシーンを見つめながらふと、90年代の丸顔だった若かりしノエルの姿がすーっと重なった。25, 6年前のノエルに56歳のアナタはこんなですよ、こうしてドンルクのソロを弾き続けていますよ…って教えてあげたいな、なんて思ってしまった。そしてノエルがこれから先もずっと何年もこの曲を歌い続け、変わらずにこのソロも弾き続けてくれたら嬉しいな。 ノエル及びハイフライングバーズ御一行様、素晴らしいひと時をありがとうございました!この2日間の感動は忘れません。また会う日まで! Noel Gallagher’s High Flying Birds (Tokyo Garden Theater 2023/12/01, 02) Pretty Boy Council Skies Open The Door, See What You Find We're Gonna Get There In The End Easy Now You Know We Can't Go Back We're On Our Way Now In The Heat Of The Moment If I Had A Gun AKA...What a Life! Dead In The Water Going Nowhere The Importance Of Being Idle The Masterplan Half The World Away Little By Little encore: Quinn The Eskimo (The Mighty Quinn) (Bob Dylan's cover) Live Forever Don't Look Back In Anger Noel Gallagher: lead vocals, guitar Mike Rowe: Keyboards Russel Pritchard: bass, backing vocals Chris Sharrock: drums, percussion Gem Archer: Guitar Jessica Greenfield: backing vocals, keyboards #
by aki_hitorigoto
| 2023-12-06 17:57
| ブリティッシュ・ロック
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2023年 10月 19日
以前にも書きましたが、私がCSN&Y界隈を聴くようになったのはここ数年(2年位?)です。自分的にはまだほぼ白紙(スイマセン)なヤングに関してはちょっと置いておくとして、クロスビー、スティルス、ナッシュの3人の中で曲調的に一番とっつきにくかったのがクロスビーでした。 まず暗い。あくまでもざっくりした印象で、もちろん全てがそうだということではありませんが、クロスビーは暗くて陰鬱、ナッシュは明るくてポップ、その中間を行くのがスティルス…といったイメージがありました(というか今でもあります)。曲を聴きながらこれは誰が書いたかを当てるクイズ(?)に一時ハマっていたのですがクロスビー作は割と当たっていたように思います。 この「If I Could Remember My Name」は1971年リリースのクロスビーの1stソロですが、各自のソロの中ではCSN&Yから一番かけ離れたサウンドだと、当時は言われていたようです。なるほど、確かに。最初に聴いた印象は、うーん、何じゃこりゃ。ちょっと付いていけないなぁ…というかんじ。暗い、退屈、陰鬱…それでも、即ハイさようなら!とならなかったのは、やはりなんだか変なサウンドだよなー、と感じつつもそこに引っかかりを感じて気になっていたせいかもしれません。この引っかかりを克服した先には新しい未来が開けているのかも?(大げさ)みたいな。そういう予感がする作品というのは稀にありますが、これもそんなある意味貴重な1枚かも?と思ってはいたのです。そして、先日何の気なしに久しぶりに聴いてみたところ…おっ!となりました。これは克服できたっぽいぞ…と。 CSN&Yっぽくないと書きましたが、"Deja Vu"や"Guinevere"に通じるクロスビーっぽさはちゃんとあるし、特に"Cowboy Movie"なんて"Long Time Gone"や"Almost Cut My Hair"を思わせるソウルフルな歌いっぷりでCSN&Yのステージでも映えそう。あと歌詞が殆どないというかスキャット風な曲(や箇所)もそこそこあるのですが"Music Is Love"(これは一応歌詞はありますが)なんて殆ど瞑想の世界ではないでしょうか。chant(詠唱)というのかな。軽めな曲調ではありますが、衝撃度高めなオープニングチューンと言えそうです。ドラッグカルチャー下のサイケデリックムーブメントのニオイがプンプン漂ってきます。このアルバムは前年に交通事故でこの世を去った恋人に捧げられており、そういった背景を知れば(ジャケットも含めて)暗くて陰鬱なのは当たり前。むしろ明るくはじけなさいよ、という方が酷でしょう。参加ミュージシャンにはナッシュ&ヤングの他ジョニ・ミッチェルををはじめ、ジュリー・ガルシア(グレイトフル・デッド)グレース・スリック(ジェファーソン・エアプレイン)他多数の仲間の参加があったようです(個人的にはスティルスの名前がないのが残念)。この頃、自身のクルーズ船に乗って洋上を漂いながら、恋人の死に打ちひしがれてドラッグ三昧になっていたであろうクロスビーを仲間たちが支えてあげていたのかな、と想像できます。 残念なことに、クロスビーは今年の1月に帰らぬ人となってしまいました。一時はドラッグでボロボロになり、生きていることが不思議な位だと本人も言っていたようです。何も知らなかった私は晩年のクロスビーはもう音楽活動らしい活動もせずに、たまに友人の誰かのステージにゲストで招かれてちょこっと演奏する位がせいぜいなのかな、なんて漠然と思っていたのですが、ここ10年くらい割とコンスタントにアルバムを出しており、穏やかにライブ活動もやっており、特に最期の作品となってしまったライブ盤なんて美しい歌声も健在で(若い頃と少しも変わってないじゃないか!)、その素晴らしさに圧倒されたものです。もうこの世にいないのか、と思うと寂しいけど、作品を聴き続けることはできるので、そのことに感謝したいです。 If I Could Only Remember My Name / David Crosby 1. Music Is Love 2. Cowboy Movie 3. Tamalpais High 4. Laughing 5. What Are Their Names 6. Traction In The Rain 7. Song With No Words (Tree With no Leaves) 8. Orleans 9. I'd Swear There Was Somebody Here ↓こちらは2022年リリースのライブ盤。これもめちゃ良い #
by aki_hitorigoto
| 2023-10-19 17:43
| アメリカン・ロック
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