Mainstream / Quiet Sun |
Quiet Sunとは元々ロキシー・ミュージックに参加する以前にマンザネラが加入していたバンド名だそうで、リリースは'75年。ロキシーの活動と並行して作られたのか、それともロキシーの活動が休止していた時期だったのか、にわか勉強(汗)ゆえ把握できておりませんが、まぁ、でもソロプロジェクトの上記2作(Diamond Head, 801 Live)とほぼ同じ時期の作品のようです。(ちなみにQuiet Sun名義はこのMainstream1枚のみ)
しかし!音の印象は違います。上記の2作はわりと似通った印象だったんですけどね(選曲ダブってるのもあるし)。おお!となる位違う。まぁ、参加メンバーが似ているようで(?)非なりというか、まぁ、要するに違うので当然といえば当然なのでしょうが。
なんというか、背筋をピンと伸ばしてしまうような、緊張感の漂うカッコ良さがある。ソファでゴロゴロ、うだうだとしていたら、思わず起き上がって目を見開いてしまうような・・・。印象としてはクリムゾンの「太陽と戦慄」を聴いた時に似ているかもしれない。スキがない。ムダがない。研ぎ澄まされている。崇高でさえある。しかし、突き放すでもなく、もちろん媚びることもなく、気がつくとリピートしたくなっている・・・。
歌も入っていてポップで聴きやすいDiamond Headや801 Liveの方が好みなのだが(こちらは9割方がインスト)、特にこの曲が好き、とか突出した何かがあるわけでもないのだが、このアルバム、ダダモノじゃないぞ・・・なんかスゴいぞ・・・、という胸騒ぎ(?)予感(?)ざわめき(?)めいたものを感じて思わず手が伸びてしまう、なにやら特別(特殊)な1枚となりそうなアルバムである。
こんなジャケもあります↓