全米ヒットチャートに夢中だった頃、好きだったヒット曲 (その3) |
あの大ヒットしたアルバムDon't Look Backからのセカンドシングルです。1978年に全米チャート31位まで上がっています。(もっと上かと思ってたけど、以外と伸びなかったのね・・・)
A Man I'll Never Be / Boston
ボストンと聞いて、みなさんはどんな言葉(単語)を連想するでしょうか。ボストン・レッドソックス・・・?いえ、一応ここは音楽ブログなので、それはないとは思いますが・・・(汗)。
トム・シュルツ、アメリカン・プログレハード、ノーシンセサイザー、産業ロック・・・色々なキーワードが浮かんできそうですが、「産業ロック」というキーワードにうんうん、そういえばそうだった・・・と頷かれる方も多いのではないでしょうか。
ボストンについてはかつてHPでも取り上げたことがあるので、本当は今回はボストンではなくREOスピードワゴンのKeep On Lovin' You(またはTake It On The Run)にしようかなぁ、と考えていたのですが、改めて曲を聴き比べてみたら、あっさりと(笑)こちらに軍配が上がりました。
ボーカルよし、ギターよし、何よりも楽曲がいい!大袈裟な展開も輪をかけて良い!
こういうのをいかにもな「産業ロック」と言うのでしょうか。
産業ロックという単語は当時、批判的な意味合いに使われることが多く(渋谷陽一氏が発信源らしいですが)自分が気に入っているアーチストや曲がその対象だったりすると、なんとなく肩身が狭いような気分になったものです。ボストンに関しては個人的にはあまり産業ロックという捉え方はしていませんでした。後になってみればナルホド産業ロックね・・・とも思えるのですが。
まぁ、でも元々は「産業ロック」なバンド(アーチスト)というのはいないわけで、ハードロックやプログレ、あるいはAORなアーチストが「万人にウケる音、売れる曲を」というレコード会社の意向に沿った曲を書き、それがたまたま「産業ロック」という名称で呼ばれるようになったのだろうなぁ、と思うのだ。要するにキャリアの一部の作品がそう呼ばれる場合がほとんどなわけで、「バンドA=産業ロック」という括りをされてしまう場合、あまりいいイメージの名称ではないだけに、ちょっと気の毒なかんじがします。
おっと、なんだか話がそれてしまいましたが、今聴いてもやっぱりいいと思える曲、色褪せない曲というのは30年前にどんな名称で呼ばれていようと、どんな括りをされていようと、やっぱり名曲である、と断言できるのではないかと思うのです。