Animals / Pink Floyd |
前から欲しい、聴いてみたいとは思っていたのですが、実は何気に勇気がいるものなのです。収録曲は5曲。まぁ、アルバム一枚に5曲なら1曲や2曲も珍しくないプログレ界では平均的な曲数なのかもしれませんが、やっぱりね、長いと構えてしまうんですよ。そうじゃなくたってピンク・フロイドだし。やっぱ背筋伸びちゃう(笑)。
このAnimalsがどんな作品なのか、Wikipediaから引用させていただくと、
「本作は人間を動物に喩え、痛烈な社会批判のメッセージが込められたコンセプト・アルバムである。エリート・ビジネスマンが犬、資本家が豚、平凡な労働者が羊にそれぞれ喩えられている。」
ーーだそうです。私が買ったのは輸入盤で歌詞カードは入っていますが、対訳などもちろんあるはずもなく、訳も知りたいところではありますが、まぁ、読んでもあんまりピンとこないんじゃないかなぁ、という気もします。要するに歌詞も重要なのだろうとは思うのですが、それ以前になんたってサウンドです、やっぱり。ヤラれます(キッパリ!)。日本人には(英語が堪能でない日本人には)それが全てかもしれません。
曲は「豚」絡みの3曲がそれぞれ頭、真中、ラストに配置されており、頭とラストはアコギの小品でオープニングとエンディングに相応しい。2曲目が「犬」4曲目が「羊」なので動物は3種類出てきます(笑)。頭とラスト以外はギンギンにロックしてます。しっかりハードです。もうどうしようもなくカッコよくてどうしましょう・・・?(オロオロ)
ボーカルももちろんいいんですが、演奏も凄いです。特にDogs中盤のギルモアのギターソロ!The WallのComfortably Numbのよう!ホレそうです(笑)。いや~、もう八割方ホレてるかも(笑)。10分を超す曲が3曲もあるのに、全然退屈しないし、長さを感じさせない。このアルバム、あんまり評価は高くないそうなのですが(まぁ、「狂気」だの「壁」だの凄いのがありすぎるからなぁ・・・)個人的にはかなりヤラれました。好みもあるのでしょうけど、私は「おせっかい」や「炎」が実はニガテで、聴くとみるみる暗い、欝な気分になってしまうので、「アニマルズ」もそっち系か・・・と心配(?)していたんですが、自分にとっては「壁」や「狂気」寄り(なんじゃそりゃ?)でした。
しばらくは「動物」病が続くかも・・・(笑)
Animals / Pink Floyd
1. Pigs On The Wing 1
2. Dogs
3. Pigs (Three Different Ones)
4. Sheep
5. Pigs On The Wing 2