Waiting For The Punchline / Extreme |
Extremeに何気にハマっていた昨年の今頃、このアルバムのことを書こう、書きたい、と思っていたにもかかわらず、なんとなく機会を逃してしまい(あるいは面倒くさかっただけ?)書かずに終わってしまい、時を同じくして(?)私のプチExtremeブームも少しずつ萎んでいきました。(オヨヨ)
前作の3rd(III Sides To Every Story)については書いたのだけど、実は一番ググっとハマったのがこの4thのWaiting For The Punchline(1995年リリース)だった、ということを思い出し、リベンジに燃え(?)今度こそ書いてみることにしました。
最初は全然そうでもなかった、というかこれはアカンかな・・・とさえ思ったのです。かといって2ndの「Pornograffitti」が好きかというと全然そんなことはなく・・・(汗)。ただ、同じバンドでありながら、受ける音の印象がまるで違うことに驚きました。違うといえば前作3rdともガラリと違います。3rdはいかにも作り込んだかんじが顕著で、力作には違わないのですが、やりすぎかも、と思えるような箇所もあり、通しで聴くとちょっとしんどかったりもしたのでした。長かったし。
その反動(?)もあるのでしょうか。この4thは音的にはとってもシンプル。凝った音作りや装飾めいたものは一切ありません。メロディアスなコーラスもなく、削ぎ落せるものは極力削ぎ落としてみました、といったかんじです。ファンキーさを垣間見ることもできますが、ファンクメタルというかんじではなく、どこまでもシンプルで泥臭いロックというかんじ。突出して目立っている曲がないので、印象としては地味です。これとこれとこれがすごく好き、というのではなく、どの曲も押し並べて均等によいのです。聴いていて本当に心地良い。ゲイリーのボーカルがすごく良い。ヌーノのギターはもちろん言うまでもありません。ホントかっこ良いよなぁー。最初は全然ピンとこなかったのに、本当に不思議です。
どれもとっても良いので何か一曲だけ挙げるとしたら、悩んでしまいますが、アコギインストの名曲"Midnight Express"はGuitar Warsの所で紹介したので、今回はコレにしてみます。
シークレットトラック扱いでリストには入っていないのですが、12曲目が終わってしばしの空白の後、このタイトル曲が重々しく始まります。カッコいいっす。
Waiting For The Punchline / Extreme
01. There Is No God
02. Cynical
03. Tell Me Something I Don't Know
04. Hip Today
05. Naked
06. Midnight Express
07. Leave Me Alone
08. No Respect
09. Evilangelist
10. Shadow Boxing
11. Unconditionally
12. Fair-weather Faith