いとしのレイラ/デレク&ザ・ドミノス |
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2017年 01月 27日
いわずと知れたエリック・クラプトンの代表作だと思うのですが、これまで未聴だったし、特に聴きたいとも思いませんでした。たまたま中古の安ワゴンの中にコレを見つけてしまい、おー、こんな名作めいたやつが安ワゴンに!と、思わず手に取ったらジャケットの彼女(レイラ?)が私を呼んだのです。ねぇ、買っていきなさいよぉ・・・。いや、よく見るとこのジャケットにはそんな魔力(?)が備わっているように思えてしまいます。っていうかCDにしろLPにしろ、このアルバムを手に取ったこと自体、ひょっとしたら初めてかもしれません。だって過去に手に取っていたならもっとずっと早い段階で「彼女」に勧誘(?)されていつのまにかお金を払っていた(?)でしょうから。改めて美しいジャケだと思います。LPだったら壁に飾ってしまうかも。 そんなわけで「レイラ」には殆ど無関心といってよかった私は当然クラプトンもあまり聴いていません。ライブに行ったこともあるし、予習の足しになれば、と何枚か買ったし、その昔多分一番最初に買ったのが、ヤードバース時代から80年代末位までを総括したベスト盤のLPボックスセット(4枚組)だったのですが、聴きこんだ覚えもなく埃をかぶって寝ています(汗)。要するにハマらなかったのですね。いい曲、好きな曲は沢山あるのですが。 クラプトンの何が私を拒絶(?)するのか、といえばおそらく答えは「ブルース」です。そう、ブルースに苦手意識があるのですね。そこらへんを克服しないことにはおそらくハマれないのかなぁ、と。 「レイラ」の正式なタイトルは「Layla and other assorted love songs」といい、翻訳すると「レイラとその他色とりどりのラブソング」ということになるそうです。アルバムの邦題としては「いとしのレイラ」ですが、「その他色とりどりのラブソング」にも注目してもらいたいところです。 内容は・・・さすが天下のクラプトン。どうだどうだ!ってかんじですね。問答無用。ブルースが苦手だとか得意だとか、そんなリスナーの好みなんてどうだっていいんです。なんでもいいからさぁ、とにかく聴いてみなよ・・・そんなエリックの渋い声が聞こえてきそうです。そう、ブルースが苦手とかそんなの関係ない。超越しちゃってるかんじです。この充満しまくりの男臭さは一体何なのでしょうね。カッコイイとしかいいようがないじゃないですか。文句のつけようがないじゃないですか。 クラプトンって男が憧れるミュージシャン代表、みたいに捉えられているんじゃないかと思うのですが、イケメンだったし(今もか)女心にだってビシバシ訴えるものがありますよね。パティ(ジョージ・ハリスン元妻)がよろめくのも無理はない、か。(結論そこかいっ) そんなわけでこのアルバム、なんとなくハマれそうです。キャッチーというか聴きやすいのは"Layla"や"Bell Bottom Blues"位で、他の曲はブルース全開、土臭さテンコ盛りで、それほど聴きやすいとはいえないし、2枚組(今はコンパクトに1枚になっているみたいだけど、私が購入した盤はケースもぶ厚いCDで出た当初のやつ)で聴き応えも十分で、ヘタをすれば「飽きる」「ダレる」というパターンに陥りがちなのですが、全然そんなこともなく、意外にもリピートの嵐だったりします。どうやらレイラさん(=ジャケットの女性)の思惑にまんまハメられてしまった(?)ようです。 ところでレイラといえば殆どの人はエリック・クラプトンを連想するのではないでしょうか。レイラといえばデレク&ザ・ドミノスでしょ!と返す人ってあまりいないのではないかと思うのですが(いる?)、このデレク&ザ・ドミノスって元々母体であったデラニー&ボニー&フレンズからメンバーを引き抜いて結成したバンドなんですね。メンバーはクラプトンの他にはBobby Whitlock(key,vol), Carl Radle(b,per), Jim Gordon(dr, p, per)という布陣。そしてサポートメンバーとしてDuane Allman(g)が参加していました。え?デレクさんもドミノスさんもいないんだ。そうなんだ。(知らなかったよ) 私が密かにクラプトンをちょっといいな、と思うのはここに自分の名前を入れていないことです。クラプトン・ウィズ・デレク&ザ・ドミノス、とか(単に長ったらしくなるからやめたのかな)。多分自分を前面に押し出したい性分なのではなく、バンドはバンドの一員、ソロはソロできっちり分けたいのでしょうね。恋愛にしたって強奪とか略奪とか言われつつも(?)実は奥ゆかしいんじゃないかな、ってかんじもします。奥ゆかしさゆえに胸の奥に押し込めすぎた思いがLayla!という叫びとなって一気に溢れ出たのでは・・・と。(まぁ、この話はキリがない?のでここらへんにしておきますか:笑) ちなみにLaylaといえば、私が一番最初に見たクラプトンの1988年のライブ(Elton JohnやMark Knopflerと一緒だった)で聴いた、あの時の衝撃は格別でした。ほぼオリジナルに忠実であのイントロには感電された感があったし、エンディングのピアノも本当に素晴らしくて思い切り酔いました。あれ以上のLaylaはもう聴けないだろうし、聴かなくてもいいし、聴きたくもないかもしれません。いい思い出です。 最近のマイブームとしてはディランからの流れでザ・バンドを久々に聴き、クラプトンに流れついた、というところでしょうか。おお!なかなか王道な流れではないですか。(と自画自賛)手持ちのクラプトンを聴き直してみるのもいいかもしれません。(と言いつつコレばかり聴いてしまいそうな気もする:笑)
by aki_hitorigoto
| 2017-01-27 17:05
| ブリティッシュ・ロック
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