The Nashville Sounds-The Making Of Stars And Stripes |
映像が出ていただなんて、全然知らなかった。意外であった。想像するに、カントリー歌手の歌うビーチボーイズナンバーなんてただでさえ地味そうだし、実際アルバムセールスも振るわなかったみたいだし。
とはいえ、一応気にはなっていたアルバムだった。目的はたったひとつ、ティモシー・B・シュミットがカバーした"Caroline, No”である。これだけは聴いてみたかった。でもってこれが想像どおりの素晴らしさ!この曲は彼にピッタリだし、それにやっぱり巧い。さすがティモシー。欲を言えば歌ってるシーンだけで、コメントがないのが残念だったな。
まぁ、内容はというと無難なメイキング映像ということで、ティモシーやウィリー・ネルソン(知っていたのはこの2人だけであとは見たことも聞いたこともない人たちばかりだった。カントリー界ではきっと有名な人ばかりなのでしょうけど)が持ち歌を歌い、コメントしたりという、とりたててどうということはない内容なのだが、ファンにしてみれば、メンバーが揃って(ハイ、”揃って”にアンダーライン!)実に楽しそうに(ここもアンダーラインね:笑)コーラスをつけている姿を見れたというだけでも、価値のある映像だといえるだろう。なにしろしばらく本家から離れていたブライアンまで戻って、しかもプロデュースまでやってくれちゃってるんだから!
思えばこの企画の2年後にカールは帰らぬ人となる。オリジナルメンバー(っていうかデニスはすでにいないけど)が揃った最後の仕事だったというわけだ。個人的にはメンバーの中ではカールが一番好きなので、彼のコメントにはいちいち背筋を伸ばしてしまった。カールのあの目の輝き・・・やっぱ良いなぁ。
先日(といってももう大分前かな)レコード会社のセレモニーか何かで久々に公衆の前に勢揃いしたブライアン、マイク、アル、ブルースだけど、果たして再結成の可能性は・・・?歳のことを考えると、やっぱりやっておいてほしいと思ってしまう。期間限定でも1回限りでもいいからさ・・・(祈)
私はフォークカントリー系が好きなんで買ってみます。楽しそう。
なにしろ、コーラス参加のみですからねぇ・・・。せっかく集ったんだからメインで歌ってくれたっていいじゃないか・・・と思っちゃいますよね、やっぱり。
フォークカントリー系がお好きなら楽しめると思いますよ。