Walls And Bridges/John Lennon |
ジョンのアルバムを買ったのなんて、何年ぶりだろう。
LPでは何枚か持ってるけど、CDなんて恥ずかしながらベスト盤(Lennon Legend)一枚しか持っていなかった。やれレアテイクだアコースティックバージョンだと、企画モノが色々出ているけど、オリジナルをたいして持ってないのに、そういうのに行くのは「反則」かな、というかんじもしていたし、実のところそういった企画モノにそれほどソソられることもなかった。
ちなみに私は日頃ジョンのアルバムをキチンと聴く、ということは滅多にない。殆どがLPだからということも理由のひとつかもしれないけど、唯一CDで持っているベスト盤も通しで聴くことは滅多にない。
なので、今回このWalls And Bridgesでジョンの声を久々に聴いた。
'74年リリース。ヨーコと別居していたいわゆる「失われた週末」の時期にロスアンゼルスで録音された。ヨーコと離れ、破天荒で酒びたりの生活を送っていた頃である。当然ながらジョンの”弱さ”が前面に押し出された作品となった。歌詞と対訳もまだ所々しか読んでいないけど、イヤハヤ赤裸々な人です・・・。
こうやって全体を通して聴くと、No.1ヒットとなった"Whatever Gets You Thru The Night"は異色というか、アルバムカラーから浮いているような気もするが、全体的にはかなり重い作品なのかもしれない。
気楽な気分でひょいっと聴けるようなアルバムではないけど、たまにはじっくりジョンと向き合う、というのも悪くないな。