ブルースのニット帽 |
~「BORN TO RUN (明日なき暴走):特別版」の未発表ライヴを観て思ったこと~
ブルースは革ジャンにニット帽といういでたちでオープニングが始まる。で、もちろんエネルギッシュにワイルドにステージは進み、途中からは革ジャンは脱ぎ、シャツ(開襟シャツ)姿になる。で、アクションも当然派手で、頭もめいっぱい振ったりするから、ニット帽も自然と落ちてしまう・・・。
ちなみにこのステージを収めた映像はオープニングからラストまでフルに撮影されており、おそらく曲順も忠実であると思われる。で、ニット帽は何度も落ちたり、あるいは歌いながらブルース自身が取ってしまったりするのだけど、次の曲になると何事もなかったかのように(?)また被っているのですね。
最善の修正が施されたとはいえ、70年代半ばの元々質がいいとは言い難いフィルムである。画像もめちゃめちゃ暗い。なので、ブルースが(あるいは他の誰かが)帽子を拾い上げている姿はもちろん確認できないけど、多分曲と曲の間にいちいち拾い上げて被りなおしているのだろう。
これって、結構面倒なことだと思うんですけど・・・。
だいたい、白熱したライヴ(当然汗だってめいっぱいかいているはず)にニット帽って、相当似合ってないし。一度脱げてしまったら、もう帽子なんてどうでもいい・・・!とは思わなかったんだろうか。帽子のことが常に頭の隅から離れなかったんだろうか。「ニット帽をいちいち拾い上げて被りなおすブルースの姿」って、あんまり想像したくないなぁ・・・。
まぁ、どうでもいいっちゃあ、どうでもいいことですけどね。