"Lamb"な夜 |
ちなみにGarden Wall、ガーデンウォール・・・ってなんか聞いたことのあるネーミングだなぁ、と思っていたら、デビュー前のジェネシスのバンド名でした。
正直、これまでは全体的にトリビュートバンドへの関心というのは低かった。聴きもしないで、「本物にこそ意味がある」とか思ったりしていたので、ライヴハウスに足を運んでみようなんて、ついこの間まで考えもしなかったのである。
しかし、1月に観たライヴで目覚めた(笑)といってもよい。プロだろうとアマチュアだろうと、ライヴっていうのはいいもんだ。素直にそう思えた。
で、今回はなんとジェネシスである。しかもあの「The Lamb Lies Down On Broadway」を丸ごと再現・・・!と聞き、これはもう黙っているわけにはいきません(笑)
2枚組の「The Lamb・・・」はとにかく聴き応えタップリで、これを忠実に再現するというのはご本家さえかなり苦労していた、と聞く。一体どうなるんだろう・・・?とワクワクしながら、しかし過度な期待は即落胆につながることにもなるので、あまり期待しすぎないように・・・と己をセーブしつつ会場へ向かった。
下北沢は昔なじみの場所でもあり、訪れたのはかなり久々だったので嬉しかった。昔も確かに賑やかな町ではあったけど、それにしてもここまで人が多かったかなぁ・・・?
会場に入り、まもなく開演。場内は満席で立ち見が出るほど。
てっきりThe Lambのタイトルナンバーから入るのかと思って、あのイントロを待っていたのだが、なんか違うイントロだぞ。"Watcher Of The Skies"だとわかるまでに結構時間がかかってしまった(汗)。ボーカルの人は箱型の被り物に黒のマント姿で現れた。その次が"Time Table"(だったかな)。ここからは普通に素顔。
そしてMCを挟んでいよいよ「Lamb」がスタートした。途中一回のMCと一回の休憩を挟んだだけであとはぶっ通し。うーん、凄い。これは唸ります。
ボーカルの方はガブリエルっぽい声質ではなかったけど、本当に良く歌い込んでいて声もよく出ていた。メンバー紹介で昔はジノ・ヴァネリを歌っていた、と紹介されていた。なるほど、正統派ボーカルというかんじでAORも似合いそうな声かもしれない。
ギターの方はもちろん(!)ハケットスタイル(と勝手に呼ばせていただく)で座って弾いており、そのせいか(?)雰囲気もなかなかハケットっぽいかんじの方だった。「Lamb」ではどっちかというとB面でハケットは活躍するので、後半は特に目と耳はハケット役の彼を追ってしまった。
目で追うといえば、視覚的なヤマ場はなんといっても"Slippermen・・・”のくだりであろう。
なんと本当にスリッパーマンが現れたのだ。いやぁ~、さすがに沸きましたね。出てきたら凄いなぁ、とは思っていたけど、まさか本当に出てくるとは・・・!
コテコテの着ぐるみをつけて歌うのは歌いにくいだろうなぁ、と思ってしまうのですが
ハンデ(?)を感じさせない歌いっぷりでした。
最後"It"で終わり、もう歌い尽くしてお疲れかと思いきや、アンコールでは"The Knife"を熱演。凄いなぁ・・・!
ジェネシスがどうしようもなく好きなプレイヤーと、同じくどうしようもなく好きなオーディエンス。
なんかこの空間が、空気が、なんともいえず良い。
クセになりそう・・・?かも?
akiさんにおすすめは、イーグルスのカバーバンド「サンセット・ライダーズ」でしょうか?
BBFUNのイベントに出演したHOT KUMAのベースの人がいるバンドです。......って、まだそっちは行ったこと無いんですが。
HOT KUMAのBBももちろん最高ですよ。B44もね!
いつか行こうね~。
「サンセット・ライダーズ」、名前は知ってます。
前から一度聴いてみたいと思っていました。
春から夏にかけてはウェストコーストものが恋しくなる季節ですね。
BBのカバーバンドもいつか是非ご一緒させてくださいな♪